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*下記の日本語文書は参考のための仮翻訳で、正文は英文です。

ファクトシート:牛海綿状脳症(BSE)未確定検査結果の再評価に関して

2005年6月13日
米国農務省動植物検疫局(APHIS)

背景情報

 2004年6月に開始された米国農務省のBSE強化サーベイランス・プログラムにおいて、対象とされた牛群からこれまでに37万5000頭を超える牛に対しBSEの一次迅速検査が実施された。このうち3頭が未確定と診断され、その後、免疫組織化学(IHC)方式による 検査が行われた。これは国際的なガイドラインに沿った農務省のBSE検査要綱に基づくものである。IHC検査はBSEの確定検査として国際的に認められている。この検査の結果、これら3例の未確定検体はすべて陰性と確認された。

6月5日〜10日の動き

 2005年6月5日〜11日の週になり、これまで農務省動植物検疫局(APHIS)、食品安全検査局(FSIS)および農業研究局(ARS)とチームを組みBSE関連活動の中立な再調査をしてきた農務省の内部監査局(OIG)が、国際的に認められた第2の確定検査であり国際獣疫事務局(OIE)にも認められたSAFイミュノブロット検査(通称ウェスタンブロット検査)を上記3検体のすべてに実施するよう勧告した。OIGの勧告は、これら検体の1つが(1次迅速検査により)[強い]陽性反応を示していたがIHC検査では陰性反応だったことによる。IHC検査は国際的に認められたBSE確定検査であるが、OIGはこれら3検体は再評価に値すると判断した。

6月10日

 農務省は6月10日、ウェスタンブロット検査の最終結果を受理した。3検体のうち2検体は陰性であったが、1検体については陽性反応があった。この検体は、以前1次迅速検査で強い陽性反応を示したものである。IHCとウェスタンブロット検査の相反する結果を受け、同反応牛からの検体はOIEに認められたBSE検査の権威である英国ウェイブリッジの研究所へ送られる。農務省もまたさらなる検査を実施する。結果は2週間以内に出る予定である。この牛は歩行困難牛(ダウナー)で食用へは回っていない。食用以外の牛を受け入れる施設において処理され、枝肉は焼却処分されている。APHISは、再検査・研究に備え、この牛の脳幹の一部をアイオワ州エイムズにある国立獣医学研究所に保管していた。

今後

 検査に使える残された検体物に限りがあるため、在エイムズのAPHIS、ARS職員は現在、再検査・分析の実施要綱を検討している。彼らは、英国ウェイブリッジの研究所において確定検査に必要な十分の検体を確保しつつ、同研究所に諮問し米国においてどの方法の再検査を実施すべきか、またどの順序ですべきか等を判断する。追加的な検査を実施することで、農務省はこの異例なケースの本質を学び、これが非定型BSEであるのか、非感染性の異常状態を示すものなのか、あるいは定型のBSEなのかを判断できるものと期待する。

まとめ

 本件の牛は食用にも飼料用へも流通していない。よって、追加的検査の結果にかかわらず、ヒト・動物いずれへも影響はない。しかしながら、検査結果は農務省が実施している現在のBSE検査要綱の評価と、BSEという疾病の本質について理解するうえで有益なものとなる。