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クリーンな開発と気候に関するアジア太平洋パートナーシップ(APP)

 米国が主導するAPPは、日米が協力して気候変動に取り組む主要な多国間パートナーシップのひとつである。2006年初頭に発足したAPPは、オーストラリア、カナダ、中国、インド、日本、韓国、米国の7カ国が自発的に参加している協力体制である。これらの国々は団結して、エネルギー安全保障の前進、経済成長の促進、温室効果ガス排出の緩和、大気汚染の軽減といった目標を統合的に追求している。各国は、クリーンエネルギー技術の開発、導入、商用化を通じてこれらの目標の達成を目指している。その例を挙げると、エネルギー効率の高い照明の規格化に向けた協力、セメント窯での廃棄物の燃料への転換、太陽光発電の導入促進およびクリーンな鉄鋼生産技術の利用促進などがある。

 APPが成果を上げているのは、それが最も重要な意味を持つ場所、すなわち世界の主要温室効果ガス排出国である。APPに参加する6カ国で、世界の経済生産高、エネルギー消費量、温室効果ガス排出量のおよそ半分を占めている。数年のうちに、開発途上国の温室効果ガス排出量が先進国のそれを上回ると予測されていることからも、このパートナーシップに中国とインドが参加していることは特に重要である。その結果、APPの憲章は、エネルギー安全保障と気候変動に関し、各国の経済発展を補完するような方法での取り組みを求めている。

 APPについて、もうひとつの革新的で特に重要な特徴は、これが官民パートナーシップであり、各参加国内だけでなく参加国間においても政府と民間部門の力を結集させていることである。このような分野横断的取り組みは、具体的かつ効果的なプロジェクトの共同設計・実施を通じて、このパートナーシップの目標達成を促している。

 ウェブサイト: www.asiapacificpartnership.org